AI を動かす GPU クラウドの選び方: 6 つの種類と見るところ
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AI の学習や推論、画像の生成には GPU が要ります。GPU のサーバーは高く、置き場所や電気も要るため、クラウドで時間単位に借りる方法が広く使われています。この記事では、GPU を借りられるクラウドを 6 つの種類に分け、選ぶときに見るところをまとめました。各社の情報は、2026 年 10 月 21 日に公式のページで確かめたものです。1 社ずつの紹介は、記事の最後にあります。
GPU クラウドの 6 つの種類
| 種類 | 紹介する会社 | 借り方の特徴 | 公式に書かれている主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 大手のクラウド | AWS・Google Cloud・Microsoft Azure | 仮想マシン・予約・スポットのほか、AI の開発の基盤やストレージも同じ会社でそろう | 学習・推論・生成 AI のアプリ |
| GPU に特化したクラウド | Lambda・CoreWeave | 多くの GPU をつないだクラスターを、期間を決めて借りる | 大きな学習・推論 |
| 秒単位で借りる GPU | RunPod | 前払いのクレジットで、GPU のコンテナを秒単位で借りる | 開発・学習・ファインチューニング・画像の生成 |
| GPU のマーケット | Vast.ai | ホストが出した GPU から選ぶ。価格は需要と供給で動く | 推論・ファインチューニング・画像と動画の生成・まとめての処理 |
| サーバーレスの GPU | Modal(RunPod の Serverless も) | コードから呼び、使った秒だけ払う。使わないときは 0 台 | 推論の API・まとめての処理 |
| 国内のクラウド | さくらインターネット・GMO GPUクラウド・GPUSOROBAN(ハイレゾ)・ソフトバンク | 国内のデータセンター。料金は円 | 学習・推論・データを国内に置きたい使い方 |
H100 を 1 枚・1 時間借りると
NVIDIA H100 を 1 枚だけ借りる形が公式の料金のページに載っているものを、表示のまま並べました。借り方・地域・ストレージや CPU の扱いがそれぞれ違うので、そのまま比べることはできません。料金は変わるので、借りる前に各社のページで確かめてください。
| 会社 | 製品・条件 | 1 時間の料金(公式の表示) |
|---|---|---|
| RunPod | Pods・H100 SXM(Secure Cloud / Community Cloud) | $3.99 / $2.69 |
| Lambda | Instances・H100 SXM の 1 枚のインスタンス | $4.29(別に売上税など) |
| Modal | サーバーレス・H100(秒の課金・CPU とメモリは別) | $3.95 |
| Vast.ai | H100 SXM の出品(最も安い値 / 真ん中の値) | $1.73 / $2.40(常に変わる) |
| AWS | p5.4xlarge(H100 ×1)・オンデマンド(米国東部 / 東京) | $6.88 / $8.60 |
| Microsoft Azure | NC40ads H100 v5(H100 ×1)・従量課金(米国東部 / 東日本) | $6.98 / $10.121 |
| さくらインターネット | 高火力 DOK・H100(秒の課金) | 1,008 円(税込) |
| さくらインターネット | 高火力 VRT・H100 の仮想マシン | 990 円(税込) |
CoreWeave は 8 GPU 単位(HGX H100 で $49.24/時間)、Google Cloud の H100 は 8 GPU のマシン(A3)で、1 枚の料金は載っていません。
選ぶときに見るところ
- GPU の種類とメモリ: 動かしたいモデルの大きさに、GPU のメモリが足りるか。新しい GPU(B200・B300 など)は、地域や借り方が限られることがあります。
- 課金の単位と最低の時間: 秒(RunPod・Vast.ai・Modal・AWS・Azure)、分(Lambda・GMO の共用プラン)、時間・日・月(さくらの VRT・GPUSOROBAN)など。止め忘れると、その間も課金されます。ストレージは、止めている間も課金されることがあります。
- 前払いか、後払いか: 前払いのクレジット(RunPod・Vast.ai・GPUSOROBAN の計算クラスター)、カードの後払い、請求書払いなど。法人だけの請求書払いもあります。
- データの置き場所: 日本のリージョンがあるか(AWS・Google Cloud・Azure・Lambda・RunPod には日本の拠点がある)。国内のクラウドは、データを国内に置くことをはっきり書いています。
- 使い始めの上限: AWS と Azure は、GPU の上限が既定で 0 で、引き上げの申請が要ります。Google Cloud は、無料トライアルの間は GPU を付けられません。CoreWeave は、営業からの招待で始まります。
- 中断ありの安い枠: スポット(AWS・Google Cloud・Azure・CoreWeave)や中断ありの枠(RunPod・Vast.ai)は安い代わりに止められることがあります。途中から再開できる処理に向いています。
最近の動き
- 2026 年 3 月 10 日: CoreWeave がスポットを一般提供にしました。
- 2026 年 4 月 22 日: Google Cloud が Vertex AI を Gemini Enterprise Agent Platform に改めました。
- 2026 年 6 月 1 日: ソフトバンクが、Cloud PF Type A で B200 のベアメタルの提供を始めました。
- 2026 年 10 月 1 日: Modal が、複数のノードの Modal Clusters を一般提供にしました。
- 2026 年 10 月 6 日: GMO インターネットが、北海道・石狩に GPU クラウドの新しい拠点を開くと発表しました。
1 社ずつの紹介
- AWS で AI を動かすには
- Google Cloud で AI を動かすには
- Microsoft Azure で AI を動かすには
- Lambda とは
- CoreWeave とは
- RunPod とは
- Vast.ai とは
- Modal とは
- 高火力とは(さくらインターネット)
- GMO GPUクラウドとは
- GPUSOROBAN とは(ハイレゾ)
- AIデータセンター GPUサーバーとは(ソフトバンク)
YOBITSUGI AI との関係
YOBITSUGI AI は、Claude・GPT・Gemini など各社の AI を、会話するように頼むだけで使えるサービスです。各社の AI は API で使うので、利用者が GPU を借りたり設定したりする必要はありません。作業に使うワークスペースの稼働時間は、AWS(東京)の公開価格をもとに計算しています。会話とファイルは、当社が管理する日本国内のサーバーに保存します。料金は料金のページにあります。
出典
- Runpod の料金(Runpod・2026-10-21 確認)
- Lambda の料金(Lambda・2026-10-21 確認)
- Modal の料金(Modal・2026-10-21 確認)
- Vast.ai の料金(Vast.ai・2026-10-21 確認)
- CoreWeave の料金(CoreWeave・2026-10-21 確認)
- Amazon EC2 のオンデマンドの料金(AWS・2026-10-21 確認)
- Azure の Linux の仮想マシンの料金(Microsoft・2026-10-21 確認)
- Google Cloud のアクセラレータ最適化マシンの料金(Google Cloud・2026-10-21 確認)
- 高火力 DOK・高火力 VRT(さくらインターネット・2026-10-21 確認)
- EC2 のインスタンスのクォータ(AWS・2026-10-21 確認)
- Azure のクォータの管理(Microsoft・2026-10-21 確認)
- Google Cloud の無料のプログラム(Google Cloud・2026-10-21 確認)
- CoreWeave の容量のプラン(CoreWeave・2026-03-10)
- Gemini Enterprise Agent Platform のリリースノート(Google Cloud・2026-04-22)
- Cloud PF Type A の B200 ベアメタル(ソフトバンク・2026-06-01)
- Modal Clusters の一般提供(Modal・2026-10-01)
- GMO GPUクラウドの石狩の新拠点(GMO インターネット・2026-10-06)
- 料金(YOBITSUGI AI・2026-10-21 確認)