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Gemini Omni 1.2 Flash公開 最長15秒で料金は3割安く

執筆・監修: 佐々木 航公開 更新 4 分で読めます

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これまで10秒の動画に払っていた約1ドルで、15秒の動画を作れるようになります。Googleは11月5日、動画の生成と編集のモデルGemini Omni 1.2 Flashを一般提供しました。使えるのはGemini APIと、Google CloudのGemini Enterprise Agent Platformです。

項目1.1 Flash1.2 Flash
1回で作れる長さ3〜10秒3〜15秒
動画の出力100万トークン17.50ドル12.00ドル
720pの1秒約0.10ドル約0.07ドル
720pの10秒約1.01ドル約0.70ドル
720pの15秒作れない約1.04ドル

1.1の10秒の額は、720pの1秒を5,792トークンとして計算しました。1.2の額はGoogleの公表値です。Googleは30%の値下げと説明しますが、下がるのは動画の出力だけで、入力と文章の出力の料金は1.1と同じです。また、Gemini APIの有料枠では利用の上限が2倍になりました。

下書きは360pで作ると安い

料金は解像度でも変わります。次の表の1秒の値はGoogleの公表値で、15秒の額はトークン数から計算しました。

解像度1秒15秒
360p0.023ドル約0.35ドル
720p約0.07ドル約1.04ドル
1080p拡大して作る0.104ドル約1.56ドル
4K拡大して作る0.209ドル約3.13ドル

そのためGoogleは、360pか720pで下書きを作り、気になる部分は続けて指示で直し、良いものだけを高い解像度にする流れを勧めます。今回は、作った動画を拡大するだけの指定も加わりました。360pからは720pと1080pへ、720pからは1080pと4Kへ拡大できます。

長くなり、途中で崩れにくくなった

新しくできることの中心は、1回で作れる長さです。3〜15秒を1秒単位で指定でき、会話しながらの編集も15秒全体に使えます。背景や商品の差し替え、照明の変更、縦横比の切り替えを、最初から作り直さずに頼めます。

見本に合わせる力も上がりました。人物、商品、作風の画像は6枚まで渡せます。Googleによると、顔や服、パッケージの文字、ブランドの色が、カメラの角度が変わっても保たれやすくなりました。3秒までの見本の動画は、3〜10秒の生成なら3本、11〜15秒の生成なら1本まで使えます。編集や延長にも見本の画像を使えるようになり、自然なせりふと口の動き、複数の話者の演じ分けも改善したといいます。

一方で、延長は今も1回3〜10秒で、合計30秒までです。最初と最後のコマを指定してつなぐ生成も、10秒を超えられません。

Google Cloudでは、seedの指定で同じ出力を再現できるようになり、処理能力を予約するProvisioned Throughputにも対応しました。

日本から使うときの注意

  • Googleの資料で完全に対応するのは英語だけで、ほかの言語は評価の対象外です。日本語のせりふは動いても結果にばらつきがあるので、試してから使うのが安全です。
  • Gemini APIに無料枠はありません。Google Vidsなら追加料金なしで15秒の動画を作れ、GeminiアプリではGoogle AI Ultraの契約者向けに提供を始めました。
  • 発表は音声の手がかりも挙げますが、APIの資料では、音声の入力は今の版では使えないとあります。
  • 実在の特定の人物が写った画像は、アップロードして使えない場合があります。
  • 速いスポーツの動き、台本の急な切り替え、複雑な物理の動きは、Googleも改善の途中と説明します。

12月3日に1.1は1.2へ切り替わる

12月3日から、gemini-omni-1.1-flashへのAPIの呼び出しは自動で1.2 Flashに切り替わり、1.2の料金で請求されます。コードを直さなくても安くなりますが、モデルが変わるので出来も変わるはずです。ここからは編集部の見方です。1.1で作り方を固めている人は、切り替わる前に1.2で同じ指示を試しておくと安心でしょう。

YOBITSUGI AIではGemini Omni Flashを使えます。選べるモデルは、アプリのモデルの選択欄で確認できます。11月6日時点の料金ページの単価は値下げ前の水準で、720pの1秒が約17.8クレジットです。費用の見積もりはAI動画は1本いくら?で、ほかのモデルとの違いは動画生成AIの比較で確かめられます。

出典

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