Claude Opus 4.8の高速モード、11月30日で終了 以後はエラーに
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Claude Opus 4.8を高速モードで呼んでいるコードは、あと1か月で動かなくなります。
Anthropicは10月30日、毎秒の出力トークンを最大2.5倍にする高速モードのうち、Claude Opus 4.8の分を非推奨にしました。提供は11月30日に終わり、そのあとはclaude-opus-4-8にspeed: "fast"を付けた要求がエラーを返します。高速モードを続けるなら、Claude Opus 5.5に移ることになります。
高速モードが終わっても、モデルは残ります。Opus 4.8の提供そのものは、2027年5月28日より前には終わらない予定です。Claude APIを直接使っている開発者に関わる話で、クラウドの基盤にはもともとOpus 5.5の高速モードしかありません。1
違うのは止まり方です。古いClaude Opus 4.6では、speed: "fast"を付けても要求は成功し、ふつうの速さで答えが返ります。Opus 4.8は遅くなるのではなく、エラーで止まります。手引きの例でも、ふつうの速さに戻す条件は上限を超えたときだけです。だから、切り替えの処理を入れていても、このエラーは受け止められないかもしれません。2
Opus 5.5なら単価は2割安い
Opus 5.5に移ると、高速モードの単価は2割下がります。提供の段階も、研究プレビューから一般提供へ。
| 100万トークンあたり | 4.8→5.5 |
|---|---|
| 高速モードの入力 | $10→$8 |
| 高速モードの出力 | $50→$40 |
| ふつうの入力 | $5→$4 |
| ふつうの出力 | $25→$20 |
少し面倒なのは、モデル名を替えるだけでは動かない場合があることです。Opus 4.8で通っていた次の指定は、Opus 5.5では400のエラーになります。
thinkingをdisabledにして、考える処理を切る指定tool_choiceで、ツールの呼び出しを強制する指定- Claude APIのcomputer useで使う
computer_20251124のツール
いちばん影響が大きそうな変更は、考える処理でしょう。Opus 4.8は頼まないかぎり考えません。一方のOpus 5.5はいつも考え、切れません。考えた分は出力トークンとして請求されるので、1回の要求の出力が増える場合があります。深さはeffortで調整でき、既定はmediumです。3
speedを外すか、Opus 5.5に移るか
速さが要らない処理なら、speed: "fast"を外すのがいちばん手軽でしょう。モデルはそのままで、単価は半分です。夜間のまとめ処理のように人が待っていない仕事は、これで足りそうです。4
人が答えを待つ画面など、速さをやめられない場合の行き先はOpus 5.5です。ただ、単価は2割下がりますが、請求も2割下がるとは限りません。出力トークンが増えれば、差は縮むはずです。同じ要求を両方のモデルで流し、出力トークンと答えを見比べてから切り替えるのがよいでしょう。
予告が1か月と短い点にも、気をつけたいところです。Anthropicは一般に公開したモデルの提供を終えるとき、少なくとも60日前に知らせるとしています。今回は研究プレビューの機能なので、その約束の外のようです。同じ11月30日にはClaude Sonnet 4.5のAPIの提供も終わります。Claudeを組み込んだコードは、11月の前半に一度まとめて点検しておくと、あとが楽かもしれません。
YOBITSUGI AIでは、Claude Opus 5.5とClaude Opus 4.8を選べて、今はどちらも高速モードに切り替えられます。
出典
- Claude Platform release notes — October 30, 2026(Claude Platform release notes・2026年10月30日)
- Fast mode(Claude Platform Docs・2026年10月31日に確認)
- Migrating to Claude Opus 5.5(Claude Platform Docs・2026年10月31日に確認)
- Pricing(Claude Platform Docs・2026年10月31日に確認)
- Model deprecations(Claude Platform Docs・2026年10月31日に確認)
注
Opus 4.8の高速モードは研究プレビューで、Messages APIとManaged AgentsのどちらもClaude APIだけで提供しています。Google CloudとMicrosoft Foundryで高速モードを使えるのはOpus 5.5です。同じ研究プレビューのClaude Opus 5の高速モードは、今回の予告に入っていません。 ↩
Opus 4.6の動きは、ベータ用のヘッダー
fast-mode-2026-02-01を付けた場合で、応答のusage.speedにはstandardと返ります。Anthropicが管理するGoogle Cloudの提供では、Opus 4.6でも400のエラーです。 ↩max_tokensは考える分と答えを合わせた上限です。effortをxhighやmaxで動かすなら、まず64k以上にするよう手引きは勧めています。Opus 4.8の既定のeffortはhighです。Priority TierはOpus 4.8で使えますが、Opus 5.5では使えません。Opus 5.5の高速モードにはStart・Build・Scaleの利用の段階で既定の上限があり、Evaluationの段階では使えません。 ↩高速モードはBatch APIで使えないので、外せばBatch APIの半額も選べます。速さを変えるとプロンプトのキャッシュは共有されず、切り替えた直後の要求ではキャッシュが効きません。20万トークンを超える入力でも高速モードの料金は同じで、キャッシュやデータの保管地域の倍率はその上に重なります。 ↩
