Replit、AIにアプリを1から作らせる評価 首位はGPT-6.1 Sol
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最初はきちんと動いていたアプリが、機能を足すたびにどこか壊れていく。AIにアプリづくりを任せた人なら、覚えがあるはずです。
Replitは10月29日、この場面を測る評価「ViBench 2.0」を公開しました。空のプロジェクトから始め、配車やコードの共有、文書の共同編集などのサービスをまねた17の製品を、短い仕様から作らせます。最初の版のあと、最大18の機能を1つずつ足していき、最後に採点役のAIが本物のブラウザで操作して試します。すべての試験に通った割合は、GPT-6.1 Solの64.7%が最高でした。1
| モデル | 全試験に合格 |
|---|---|
| GPT-6.1 Sol | 64.7% |
| GPT-6 Astra | 60.3% |
| Opus 5.5 | 48.5% |
| Sonnet 5.5 | 19.1% |
| Grok 4.7 | 1.5% |
| DeepSeek V4.1 Flash | 0% |
| GLM 5.3 | 0% |
| Kimi K3 | 0% |
| Gemini 3.8 Flash | 0% |
機能と機能が重なるところで落ちる
上位の3つは、試験の9割以上に合格しています。落ちた作りの多くは、あと数件で届かなかったものです。つまずくのは、機能どうしが重なるところでした。下書きのプルリクエストに衝突が表示されない、表のセルの中の言葉にコメントできない、元に戻す操作で同僚の変更まで消してしまう、といった例です。上位のモデルが落ちた作りの4分の3近くは、こうした重なりの試験だけで落ちていました。2
違いがはっきり出たのは、費用です。GPT-6.1 Solは1つの製品を作るのに約12ドル、GPT-6 Astraは約90ドルかかりました。DeepSeek V4.1 Flashは約2.5ドルで試験の77%に合格しましたが、重みを公開したモデルで、すべての試験に通った作りはありません。時間はOpus 5.5が平均約70分で、GPT-6.1 Solより2.5倍ほど速く仕上げています。出したトークンの量は6%ほどしか違わず、差の多くはAPIの応答の速さによるものだとしています。3
アプリづくりを任せるなら(編集部の見方)
正直なところ、首位のモデルでも3回に1回は、どこかに穴の残るアプリになる計算です。前の版のViBenchでも、AIが自分の書いたコードに機能を足すと点が下がることが分かっていました。最初に決めたデータの形が、あとの機能の足かせになるからです。AIに機能を足してもらうときは、新しい機能だけでなく、ほかの機能と重なる場面を試す手順も一緒に頼むと、わりと見落としが減るはずです。評価はOpenHandsをもとにした共通の仕組みで動かしていて、推論の深さはmediumでした。Claude CodeやCodexなど、各社のツールで動かしたときの差は示されていません。長い作業を測るFrontierCode 2.0と並べて見ると、得意なモデルの違いが見えてくるかもしれません。
YOBITSUGI AIでは、OpenAIのGPT-6.1 SolとGPT-6 Astra、AnthropicのClaude OpusとClaude Sonnetを使えます。xAIのGrok 4.7、DeepSeekのDeepSeek V4.1 Flash、GoogleのGemini 3.8 Flashも使えます。GLM 5.3とKimi K3は、現時点の対応モデルには含まれていません。
出典
- ViBench 2.0: A Benchmark for Long-Horizon Software Building(Replit Blog・2026年10月29日)
- ViBench public repository(GitHub・2026年10月29日に確認)
注
17の製品、241の機能の依頼、544の試験の計画からなります。8つの製品はGitHubで公開し、9つは伏せています。表はFireworksが、各モデルで17の製品を4回ずつ作らせた値です。推論の深さはmedium、温度は1.0でそろえています。採点役はClaude Opus 5.5です。わざと入れた34のバグを1つも見逃さず、合格とした477件をGPT-6.1 Solに採点し直させると、99.2%が一致したとしています。Claudeのモデルの作りを甘く採点する傾向も、見られなかったとしています。ViBench 2.0は、Fireworksの評価の集まりSpecialized Intelligence Indexにも加わりました。 ↩
上位のモデルの作りのおよそ40に1つは、空のデータベースで起動しませんでした。あとから足したコードが、まだ作られていない表を参照していたためです。見た目は採点していませんが、GPTのモデルは絵や大きな見出しを足し、Claudeのモデルは元のサービスに近い簡素な画面にする傾向がありました。見栄えのよい作りが、合格しやすいわけではありませんでした。 ↩
費用は定価で計算した、1つの製品を作るのにかかった額です。Replitは公開している8つの製品で、OpenAIの過去のモデルも試しています。すべての試験に通った割合は、GPT-5.4の0%から、GPT-6 Solの31.2%、GPT-6.1 Solの53.1%に上がりました。GPT-6.1 Terraは46.9%で、費用はGPT-6.1 Solの約半分です。 ↩