本文へ移動
YOBITSUGI AIメディア
〇〇をするならAI により執筆

イラストを動かすなら

公開 11 分で読めます

共有XFacebookLINEはてブ
昼から夕暮れへ移り変わる途中の、灯台のある港町の水彩画風のイラスト(Ray 3.2 で作った動画のコマ)

描いたイラストや、画像生成 AI で作った絵を、少しだけ動かして短い動画にしたいことがあります。SNS の投稿、Web サイトの見出しの背景、プレゼンの 1 場面などです。この記事では、YOBITSUGI AI で、水彩画風の港町のイラストを 3 つの動画生成 AI で動かして比べ、昼の絵から夕暮れの絵へ移り変わる動画も作りました。依頼は 2 回、アプリに表示された時間は合わせて約 7 分 44 秒、クレジットは約 430 です(2026 年 10 月時点。動かす前のイラストを作った分は別)。

このページには動画を埋め込めないため、作例は動画から取り出したコマの画像で示します。

向いている AI・道具

YOBITSUGI AI で使える、画像から動画を作れる AI のうち、今回は次の 3 つを使いました。特徴は各社の公式の説明からまとめています(2026 年 10 月時点)。

AI・モデル 提供元 公式に書かれている主な特徴
Luma AI Ray 3.2 Luma AI 最初と最後の場面を画像で決められる(5 秒の動画のとき)・キーフレームで途中の場面も決められる・5 秒か 10 秒・360p〜1080p・音声なし
Hailuo 02 MiniMax(fal.ai 経由) 画像と文章から動画を作る・fal.ai の Standard は 768p で 6 秒か 10 秒・最後の場面の画像も指定できる
Wan 2.2 Alibaba(fal.ai 経由) 画像と文章から動画を作る・480p・580p・720p・長さはコマの数(17〜161 コマ)で決める・最後の場面の画像も指定できる・重みが公開されている

YOBITSUGI AI では、ほかに Kling 3.0・Seedance・Gemini Omni Flash・Runway・Grok Imagine Video 1.5 も、画像から動画を作れます。選ぶときの目安は次のとおりです。

  • 最初の絵と最後の絵を決めて、そのあいだを動画にしたい: Ray 3.2(5 秒のとき)。Kling 3.0・Gemini Omni Flash も、最初と最後の場面を画像で指定できます。fal.ai の Hailuo 02 と Wan 2.2 の入口にも最後の場面の画像の項目がありますが、今回は試していません。
  • 料金の単位: Ray 3.2 は 1 本ごと(720p の 5 秒は $0.30)、Hailuo 02 は 1 秒ごと(fal.ai の 768p は $0.045)、Wan 2.2 は 16 コマを 1 秒として数えます(fal.ai の 720p は $0.08)。どれも各社の API の料金です。

長さ・解像度・料金など、動画生成 AI をまとめて比べた記事は 動画生成 AI の比較 です。

頼み方の例

今回、YOBITSUGI AI のアプリで実際に送った依頼文です。昼と夕暮れの 2 枚のイラストを添付して頼みました。

同じイラストを 3 つの AI で動かし、昼から夕暮れへの動画も作る

添付した港町のイラスト(昼)を動かして、5 秒くらいの短い動画にしたいです。同じイラストを最初の場面にして、次の 3 つの AI でそれぞれ 1 本ずつ作ってください。見比べたいので、動きの指示はそろえてください。

  • Luma AI の Ray 3.2(横長 16:9・720p・5 秒)
  • fal.ai の Hailuo 02(768p・6 秒)
  • fal.ai の Wan 2.2(720p・5 秒くらい)

動き: 海の波がゆっくり寄せて、漁船が小さく揺れ、雲がゆっくり流れる。カメラは動かさない。水彩画のタッチと、灯台や家の形・色は変えないでください。

もう 1 本、Ray 3.2 で、昼のイラストを最初の場面、夕暮れのイラストを最後の場面にして、昼から夕暮れへ移り変わる 5 秒の動画も作ってください。

動画は animate というフォルダに保存してください。

動きの大きさを直してもらう

ありがとうございます。2 本だけ作り直してください。

  • Hailuo 02: 大きな波は立てないでください。港の水面は穏やかなままで、小さなさざ波と、漁船がゆっくり上下に揺れる程度の動きにしてください。
  • Wan 2.2: 動きが小さすぎるので、もう少しはっきり動かしてください。水面のさざ波が見て分かるように動き、漁船が左右にゆっくり揺れ、雲が横に流れるようにしてください。

どちらも、ほかの条件(最初の場面のイラスト・長さ・解像度・カメラは動かさない・水彩のタッチ)は前と同じにして、前の動画は消さずに、新しい名前で animate フォルダに保存してください。

ポイントは次の 3 つです。

  • 動かす物と、動かさない物を分けて書く: 「波・漁船・雲」は動かし、「カメラ・灯台や家の形と色・水彩のタッチ」は変えない、と分けました。イラストを動かすときは、絵柄を保ちたい所を書いておきます。
  • 見比べるときは、動きの指示をそろえる: YOBITSUGI AI は、3 つの AI に同じ英語の動きの指示を渡していました。
  • 最後の場面を決めるときは、構図をそろえた 2 枚を用意する: 夕暮れの絵は、昼の絵をもとに FLUX.1 Kontext [pro] で直したもので、灯台・家・船の位置が同じです。

実際にやってみた

動かす前のイラスト

動かすイラストは、別の会話で fal.ai の FLUX.2 [pro] で作りました。夕暮れの絵は、その絵を FLUX.1 Kontext [pro] で直したものです(作り方は fal.ai の紹介 にあります)。

左は昼、右は夕暮れの、灯台のある港町の水彩画風のイラスト
動かす前のイラスト。左は FLUX.2 [pro] で作った昼の絵(1024×576)、右はそれを FLUX.1 Kontext [pro] で夕暮れに直した絵(1392×752)

頼んだ画面

YOBITSUGI AI のアプリで、2 枚のイラストを添付して動画を頼んだ画面
YOBITSUGI AI に頼んだ画面(Claude Opus 5.5)。昼と夕暮れのイラストを添付している

YOBITSUGI AI は、まず 2 枚の大きさを確かめ、夕暮れの絵(1392×752)を、昼の絵と同じ 1024×576 に縮めてから、最後の場面に使いました。Hailuo 02 と Wan 2.2 は、作業用の環境(ワークスペース)から fal.ai の API を直接呼んで作っています。4 本ができるまで、アプリに表示された時間は約 5 分 12 秒、クレジットは約 281 でした。できた動画は、YOBITSUGI AI が最初・真ん中・最後のコマを取り出して確かめてから、結果を表にまとめています。

3 つの AI で動かした結果

Ray 3.2 で動かした港町のイラストの、3 つのコマ
Luma AI の Ray 3.2 で動かした動画(1280×720・24fps・約 5.0 秒)。左から 0.3 秒・2.5 秒・4.7 秒のコマ

Ray 3.2 は、穏やかに動きました。手前の漁船がわずかに動き、水面の波紋や雲の形が少しずつ変わる程度で、カメラは動かず、灯台・家・水彩のタッチはそのままです。

Hailuo 02 で動かした港町のイラストの、3 つのコマ。真ん中のコマで白い大きな波が港に入っている
fal.ai の Hailuo 02 で動かした動画(1364×768・24fps・約 5.9 秒)。左から 0.3 秒・2.9 秒・5.6 秒のコマ

Hailuo 02 では、途中で白い大きな波が手前から港に入ってきました。頼んだ「波がゆっくり寄せる」より、ずっと強い動きです。灯台や家の形は保たれていますが、最後のコマでは、絵の下の紙の余白だった所まで水面が広がりました。長さは 6 秒で頼み、できた動画は約 5.9 秒でした。

Wan 2.2 で動かした港町のイラストの、3 つのコマ。3 つともほとんど同じ
fal.ai の Wan 2.2 で動かした動画(1280×720・32fps・約 5.0 秒)。左から 0.3 秒・2.5 秒・4.7 秒のコマ

Wan 2.2 は、3 本の中でいちばん動きが小さく、コマを並べても元の絵とほとんど見分けがつきません。絵柄は崩れていません。

昼から夕暮れへ移り変わる動画

Ray 3.2 で、昼の絵から夕暮れの絵へ移り変わる動画の 3 つのコマ
Ray 3.2 で、昼の絵を最初の場面、夕暮れの絵を最後の場面にして作った動画(1280×720・24fps・約 5.0 秒)。左から 0.3 秒・2.5 秒・4.7 秒のコマ

空が青から紫・桃色を経て夕焼けの色に変わり、家の窓と灯台に明かりがともって、最後は夕暮れの絵で終わりました。2.5 秒のコマでは、まだ水彩画のタッチが残ったまま、窓と灯台に明かりがつき始めています。最後のコマは、夕暮れの絵に合わせて、水彩画より色を塗り込んだタッチになり、紙の余白も消えています。今回は、最後の場面に使った絵のタッチが、そのまま動画の終わりのタッチになりました。

2 本を作り直す

Hailuo 02 の波を穏やかにし、Wan 2.2 をもっとはっきり動かすよう、2 回目の依頼を送りました。アプリに表示された時間は約 2 分 32 秒、クレジットは約 148 でした。

Hailuo 02 で作り直した、穏やかな水面の動画の 3 つのコマ
作り直した Hailuo 02 の動画(1364×768・約 5.9 秒)。左から 0.3 秒・2.9 秒・5.6 秒のコマ。大きな波は出ず、漁船が小さく揺れる

Hailuo 02 は、大きな波が出なくなり、水面は穏やかなまま、漁船が小さく揺れる動きになりました。ただし、頼んでいない、鳥のような小さな影が灯台のそばを横切っています。

Wan 2.2 は、動きの指示を細かく書き、YOBITSUGI AI が出したくないもの(負の指示)に「止まった絵・動きなし」も足して作り直しましたが、前の動画とほとんど変わりませんでした。YOBITSUGI AI がコマとコマの差で動きの量を測ったところ、前より 1 割足らず増えただけでした。

YOBITSUGI AI のアプリで、作り直した 2 本の結果を表で示した画面
作り直した結果の画面。Hailuo 02 は直り、Wan 2.2 は動きが小さいままだった

うまくいかないとき

今回、実際に起きたことと、その直し方です。

  • 頼んだより大きく動く: Hailuo 02 では、「波がゆっくり寄せる」と頼んで、大きな波が港に入ってきました。「大きな波は立てない」と打ち消し、「小さなさざ波」「ゆっくり上下に揺れる程度」と動きの大きさを書くと、穏やかになりました。
  • ほとんど動かない: Wan 2.2 は、指示を細かくしても動きがほとんど変わりませんでした。YOBITSUGI AI は、乱数の種(seed)や指示に従う強さを変えて作り直す方法も挙げましたが、今回は試していません。はっきり動かしたいときは、ほかの AI に替えて試す方法もあります。
  • 頼んでいない物が出る: 作り直した Hailuo 02 では、鳥のような影が出ました。気になるときは、「空に鳥や物を飛ばさない」のように、出したくない物を書いて作り直します(今回は試していません)。
  • 絵の縁の余白が変わる: 水彩画の紙の余白は、Hailuo 02 では水面に変わる所があり、夕暮れの絵(余白なし)へ移る動画では消えました。余白も絵の一部として残したいときは、そのことを書いておきます。
  • 最初と最後の絵の大きさが違う: 夕暮れの絵は昼の絵より横長だったため、YOBITSUGI AI が同じ大きさに縮めてから使いました。構図の比率が同じなので、灯台や家の位置は重なりました。最後の場面を決めるときは、同じ大きさ・同じ構図の 2 枚を用意しておくと、手間が減ります。
  • 長さが少し違う: Hailuo 02 は 6 秒で頼み、約 5.9 秒でした。秒数がきっちり決まっている使い方では、できた長さを確かめます。

YOBITSUGI AI でできること・できないこと

  • 同じ絵を 3 つの AI で動かし、コマを取り出して見比べるところまで、1 つの会話で進められました。
  • fal.ai のモデル(Hailuo 02・Wan 2.2)は、YOBITSUGI AI が作業用の環境から fal.ai の API を直接呼んで作りました。頼むときは「fal.ai の Hailuo 02 で」のように、fal.ai とモデルの名前を書きました。
  • 今回の 6 本の動画には、どれも音声が付いていません(Ray 3.2 は、文章や画像から作る動画に音声を付けないと Luma AI が説明しています)。音を足すときは、別に BGM や効果音を作って重ねます(今回は試していません。お店の BGM やナレーションを作るなら)。
  • キーフレームで途中の場面を決める方法、作った動画の延長や編集は、今回は試していません。

料金の目安

YOBITSUGI AI は月額の費用がなく、使った分だけクレジットが減る仕組みです。モデルごとの金額は 料金とシミュレーション で確認できます。

この作例で、アプリに表示された待ち時間とクレジットは次のとおりです(2026 年 10 月時点)。

依頼 待った時間 クレジット
3 つの AI で 1 本ずつと、昼から夕暮れへの 1 本(合わせて 4 本) 約 5 分 12 秒 約 281
Hailuo 02 と Wan 2.2 の作り直し(2 本) 約 2 分 32 秒 約 148

動かす前の 2 枚のイラスト(と比べるための 1 枚)は、別の会話で約 53 クレジットでした。クレジットには、動画そのものの料金のほかに、依頼のやり取りやワークスペースの稼働の分が入っています。料金ページでは、ワークスペースから各社の API を直接呼び出した場合は、提供元がリクエストを受け付けた時点で課金されると案内しています。

提供元の API の料金は、Ray 3.2 の 720p の 5 秒が 1 本 $0.30、Hailuo 02 の 768p(fal.ai の Standard)が 1 秒 $0.045、Wan 2.2 の 720p(fal.ai)が 1 秒 $0.08 です(2026 年 10 月時点)。

関連する記事

出典

共有XFacebookLINEはてブ

YOBITSUGI AI を使ってみる

日本語で頼むと、Claude エージェントが得意な AI と組んで実際に作り、ファイルで届けます。料金は使った分だけです。

YOBITSUGI AI

日本語で頼むだけで、
画像・動画・資料まで。

中心の Claude エージェントが、得意な AI と組んで実際に作り、ファイルで届けます。料金は使った分だけで、月額費用はかかりません。